お知らせ
2018/9/22
実施校9/27現在
校名公表が可能な学校のみ掲載
全国で中高校:14校、大学:2校
(あわせて約2,300人対象)が実施表明
【東京都】都立高島高校、国士舘大学 授業(林大介先生)、香蘭女学校 中等科高等科【長野県】塩尻志学館高校、松本工業高校
【富山県】片山学園中学校・高等学校
【大阪府】藤井寺高校、北摂つばさ高校
【沖縄県】星槎国際高校那覇キャンパス、昭和薬科大学附属高等学校、ほか3校
※確認中:クラーク記念国際高校
【その他】2校
ニュース
随時、掲載予定
- 【協力団体】学生団体ivoteさん、NPO法人YouthCreateさん、NPO法人mielkaを追加しました。ご協力ありがとうございます!
- 【ワークシート】NPO法人YouthCreateさんの資料を追加しました→こちら
- 【争点情報】「主要候補と分かりにくい情報可視化してみた」(NPO法人mielka)を追加しました。
- 【メディア掲載】沖縄県知事選:模擬選挙の参加学校を募集 沖縄タイムス・早稲田大学 | 沖縄タイムス+プラス
なぜ沖縄のことを全国で?
それには理由があります。
沖縄を通して、日本のミライを考える
沖縄だけではなく、日本社会にとっても大きな選択
今回の沖縄県知事選。大きな争点の1つは、米軍普天間基地の名護市辺野古への移設であり、日米地位協定の改定です。
安全保障の体制・枠組みの中で、米軍基地の大半は沖縄にあります。大きな負担が強いられている現状で、県内の方は何を選び取るのでしょうか。そして県外の人は、その事実をどう受け止め、考えればいいのでしょうか。
前知事の翁長雄志氏は辺野古の埋め立て承認の撤回を表明しました。氏の死去に伴い、知事選が9月30日に投票されます。
今回の知事選を題材に、県内で、そして全国で、沖縄を通して、日本のミライを考えるきっかけになればと思っています。
18歳選挙権の実現後だからこそ
おとなもこどもも、社会として政治に関わる姿勢を
2016年の参議院議員選挙からは満18歳以上に選挙権が与えられるようになりました。
2015/9/29に公開された主権者教育の副教材には、推奨される授業やワークのひとつとして、模擬の選挙・投票の実施が明記されています。
多くの人が関心を持つであろう
沖縄県知事選挙を題材にして、実際の選挙期間中に本物の政策情報(生きた政治の情報)で「模擬選挙」をすることで、政治や地域のことを知る機会に。
社会とのつながりを感じる機会に。
そして主権者教育を「実践」する機会に
なればと考えています。
授業で選挙・政治を扱うハードル
政治的中立性・公平性の配慮、教員の大きな負担
地元の選挙で「模擬選挙」を実施しようとすると、忙しい合間に授業の準備をし、中立性・公平性に配慮して
新聞を複数紙切り抜いて選挙の情報をそろえ、批判がないよう注意して授業を行い…
という風に、教員の負担が大きく、
これまで実施しづらかった現状があります。
私たち第三者が共通フォーマットにもとづいて情報を収集・提供し、「沖縄の選挙を題材」にした模擬選挙を実施することでこれらの課題を解決します。
今回の経験を来年の参院選に向けて主権者教育の本格実施に生かしていただくことをこの企画では期待しています。
実施概要
政治や世の中に対する関心を高め、子ども自身が社会の一員、国民の一人としての責任と自覚を感じるための「主権者教育」「シティズンシップ教育」の一環として、沖縄県知事選挙の選挙期間中、学生を対象にした「未成年“模擬” 選挙」を全国で実施する。2016 年、選挙権が18歳に引き下げられたことをうけ、若者に選挙への啓発も行う。
≫参加校募集(沖縄タイムス)
■お問合せは事務局までご連絡ください。
目 的
- 模擬選挙を通じ、政治や世の中に対する関心を高め、子ども自身が社会の一員、国民の一人としての責任と自覚を感じ、「主権者」「シティズンシップ」について考える場とする。
- 模擬選挙を通じて、選挙の意義や目的、制度について理解するとともに、立候補者や政党の選び方を実体験として学ぶ。
- 現実社会において課題となっている様々な社会課題を考える機会を創出する。
- 政治についての対話が家庭や地域で生まれ、実際の有権者(保護者、兄・姉など)の投票行動につなげる。
- 2016年、選挙権の年齢が18歳以上に引き下げられ、主権者教育の重要性がさらに増してきている。学校現場でも教育が進む一方で、選挙に行く疑問やマニフェストの比較法などの要望にも応えていく。
実施方法
- 学校での授業(主に小学 6 年生、中学 3 年生の公民科、高校生だと現代社会・政治経済・倫理など)や、 総合的な学習の時間、特別活動・学級活動、生徒会活動、部活動(現代社会研究部、新聞部など)などを活用して、対象となる児童・生徒が投票を行う
- 沖縄県外の学校は、「沖縄県知事選挙」の情報を題材に、自身の地域を知る機会とする
- 授業時においては、「選挙制度の説明」「政党や議員の説明」「選挙公報や新聞記事、ネットニュースなどの 政策読み比べ」「児童・生徒同士の意見交換」などについて、学校の実情に合わせて実施する
- 投票後は、各学校で集計を行い事務局に送付してもらい全国集計、 メディアへ発表する
投票方法・選挙情報など
【学校で投票】授業、休み時間、放課後など任意の時間で実施
- 選挙管理委員会、明るい選挙推進協会:選挙公報の提供、投票箱、記載台などの貸し出し
- 選挙公報は、選挙管理委員会のHPに公開中です。教育目的であれば、印刷して配布しても問題ありません(総務省確認済)
- 投票箱等は各学校・団体で地元の選挙管理委員会に問合せくださると、快く貸していただけます
- マニフェストスイッチプロジェクト:選挙や政策に関する情報集約、検討材料の提供
- 沖縄タイムスが立候補予定者の政策をもとに共通フォーマット政策を収集する
- ⇒ 学校・教員が選挙情報・教材を収集する手間は不要。実施校に向け事務局からメール等で連絡
- その他主要立候補予定者の関連資料について:基本的には上記の対応だが、別途学習用に選挙公報の提供が必要な場合は、沖縄県選挙管理委員会にお問い合わせください。
3つの特徴
18歳選挙権が実現したからこそ、
効果の最大化と教員の負担減を考えました
模擬選挙・政治教育を実践
本格実施前に
2016年の18歳選挙権実現の後、模擬選挙を含めた政治教育を体験できます
教員の負担減
作業を可能な限り削減
選挙や政策に関する情報、検討材料については「マニフェストスイッチプロジェクト」および沖縄タイムスが用意します
中立性・公平性
過剰な配慮は不要
情報・検討材料は候補者から事前に収集するので中立性・公平性は担保できます。
また、沖縄県外の学校以外での実施については、直接的な利害関係者ではないため、「政治的中立」や「公平・公正」について、過剰に配慮する必要がありません
実施主体・規模
全国の小学校、中学校、高校、大学など
(教師または生徒自身が、授業や放課後などに実施)
約2,000 万人
20 歳未満の全国の未来の有権者
10 校以上
全国の小学校、中学校
高校、大学など
1,000 人
全国での参加見込み
※2018年9月時点
実施確定校
2018/9/27現在
全国で中高校:14校、大学:2校
(あわせて約2,300人対象)が実施表明
【東京都】都立高島高校、国士舘大学 授業(林大介先生)、香蘭女学校 中等科高等科【長野県】塩尻志学館高校、松本工業高校
【富山県】片山学園中学校・高等学校
【大阪府】藤井寺高校、北摂つばさ高校
【沖縄県】星槎国際高校那覇キャンパス、昭和薬科大学附属高等学校、ほか3校
※確認中:クラーク記念国際高校
【その他】2校
お問合せは事務局までご連絡ください。
Let`s 模擬選挙!
模擬選挙推進ネットワーク、埼玉県知事選での実践を例に
投票に関わる物品はぜひ本物を
お住まいの選挙管理委員会に依頼し、投票箱や記載台を貸していただくことも可能です。選挙管理委員会も喜ぶと思いますのでぜひ!
授業で使える資料
模擬選挙推進ネットワーク、けんみん会議、埼玉ローカルマニフェスト推進ネットワーク提供
指導案・ワークシート
※参考資料
- 沖縄県知事選で選挙公報・新聞を活用した指導案 Word/PDF
- 自分自身の軸から投票先を考えるワークシート「ENJOY VOTE !−1票の行方を決める5STEP−」(NPO法人YouthCreate)
- 模擬選挙授業「クラーク・マニ研モデル」概要と教材配付ページ
- クラーク記念国際高校さいたまキャンパス(2015年埼玉県知事選)で実施した 模擬選挙 授業資料(PPT)、政策検討 資料(PDF)
県政・争点を知る
けんみん会議、沖縄タイムス提供
県政資料
争点の両論併記資料
補助資料その他
必要に応じて
- 主権者教育の補助ワーク集 PDF / PPT
- 沖縄模擬選挙用投票用紙例、投票お知らせ例
- 早稲田大学マニフェスト研究所シティズンシップ推進部会『実践 学校模擬選挙マニュアル』(ぎょうせい)
留意点
「中立・公正・公平」に実施し、法令順守を徹底
投票結果は、実際の選挙が行われた後に公表
政治的中立性・公平性
ご留意ください
- 学校で実施する場合は、教職員による説明は必要最低限のものとし、児童生徒自身で判断できるように説明する(授業などで新聞等を使用する際は複数紙を取り揃えるなど、「中立・公正・公平」に気を配るよう説明)
- 特定の政党や政治家、政治団体等を応援、支持あるいは批判したり、特定の団体等の宣伝を行ったりしない
- 特定の宗教的色彩を帯びた内容を取り扱わない
18選挙権後の授業
心配しすぎないでください
教育上「政治的中立性・公平性の担保」をいただき、高校生の選挙違反にご注意ください。
【実践者からお聞きした留意点】
まずこちらをご参照ください→副教材「私たちが拓く日本の未来」の教員用指導資料
ポイントは「SVO」です。 Sはself 生徒自身に調べさせ、教員は政策を解説しない 。Vはvariety 多様な資料を用意。Oはoutsider 外部人材・組織との連携。これらによって中立性が確保できると思います。
また、こうしたプリントを配って、ネットについて注意するといいでしょう。とくに有権者ではない17歳の生徒が模擬選挙の投票後に、ツイッターで「私は模擬選挙で◯◯さんに入れました。みんなも◯◯さんを応援しよう!」などとつぶやくと、選挙違反に該当する可能性があります。(都立高島高校教諭・大畑先生)
投票方法・諸注意
ご注意ください
- 投票にあたっては、実際の選挙同様に「秘密投票」「無記名投票」とし、棄権も認める
- 特に学校においては、投票の有無や模擬選挙の実施によって成績評価に反映させない
- 学校で実施ができない場合、インターネット投票について、児童・生徒に広報していただくよう呼びかける
- 投票結果は、実際の選挙が行われた後に公表する(公職選挙法 138 条「人気投票の禁止」)
協力・後援
シチズンシップ推進に取り組む団体 ※ご協力順